福島県白河市にある剪定・伐採業者が話す、”特殊伐採”についてのお話
- 株式会社楽園アメニティ
- 4月15日
- 読了時間: 8分
みなさんこんにちは!
福島県白河市にある樹木の伐採業者、
株式会社楽園アメニティです!
当社は、主に下記のエリアにて樹木の伐採や剪定、庭の芝刈り等を行っております。
【福島県:白河市、郡山市、いわき市、福島市、須賀川市、鏡石、会津若松市
栃木県:那須町、那須塩原市、大田原市、矢板市 】
今回は、”特殊伐採”についてのお話をしたいと思います。
それでは、早速見ていきましょう!!
≪目次≫
●特殊伐採:巨木と向き合う匠の技 - その多角的解説と注意点
●特殊伐採について
特殊伐採:巨木と向き合う匠の技 - その多角的解説と注意点
森林の手入れや都市部の緑地管理において、伐採は不可欠な作業です。しかし、通常の伐採方法では対応できない特殊な状況下で行われる伐採が存在します。それが「特殊伐採」です。本稿では、特殊伐採について、その定義から必要とされる背景、具体的な方法、特徴、そして安全に行うための注意点までを、多角的に詳細に解説します。

1. 特殊伐採とは - 通常伐採との明確な違い
特殊伐採とは、通常の伐採方法では困難または危険を伴う状況下で行われる伐採の総称です。具体的には、以下のようなケースが該当します。
高木・巨木: 樹高が非常に高い、または幹の直径が極めて大きい樹木の伐採。
傾斜地・悪地: 急峻な斜面や足場の悪い場所、軟弱な地盤などでの伐採。
障害物周辺: 電線、建物、道路、河川、鉄道などの障害物が近接している場所での伐採。
風倒木・枯損木: 強風や病害虫の影響で倒伏した、または枯れて不安定な状態の樹木の伐採。
狭隘地: 周囲に十分な伐採スペースがない場所での伐採。
環境保全: 特定の植物や動物の保護、景観維持などの目的で行われる伐採。
これらの状況下では、通常の伐採のようにチェーンソーで根元から一方向に倒すといった方法が取れません。精密な技術と専門的な知識、そして安全管理が不可欠となります。
2. 特殊伐採が必要とされる背景 - 社会的ニーズの高まり
近年、特殊伐採のニーズは高まっています。その背景には、以下のような要因が挙げられます。
都市部における樹木管理の重要性: 都市部では、街路樹や公園樹が高木化し、台風や地震などの自然災害時に倒木の危険性が増大しています。また、電線や建物への接触、日照阻害などの問題も発生しており、安全かつ適切な管理が求められています。
自然環境保護意識の高まり: 貴重な動植物が生息する森林や、景観的に重要な樹木を保全しながら、必要な伐採を行うというニーズが高まっています。
林業従事者の高齢化と減少: 林業の現場では、経験豊富な作業員の高齢化が進み、人手不足が深刻化しています。そのため、効率的かつ安全に作業を進めるための特殊伐採技術の需要が増しています。
気候変動による自然災害の増加: 近年、台風やゲリラ豪雨などの異常気象が増加しており、風倒木や倒木による被害が多発しています。迅速かつ安全な復旧作業に特殊伐採の技術が不可欠となっています。
3. 特殊伐採の主な方法 - 状況に応じた多様な技術
特殊伐採では、対象となる樹木の状態や周囲の環境、作業スペースなどを総合的に判断し、最適な方法が選択されます。主な方法としては、以下のようなものが挙げられます。
ロープクライミング技術: 特殊なロープとハーネスを使用し、作業員が樹木に登りながら、上部から順に伐採していく方法です。高木や障害物が多い場所での作業に適しており、周囲への影響を最小限に抑えることができます。
トップカット: 樹木の最上部から少しずつ伐採していく方法。
枝払い先行伐採: まず枝を払い落とし、幹を短くしながら伐採していく方法。
受け口・追い口併用伐採: 通常の伐採と同様に受け口と追い口を作りながら、ロープで伐倒方向を制御する方法。
高所作業車: バスケット状の作業台を高い位置まで持ち上げることができる車両を使用する方法です。比較的安全かつ効率的に高所の作業を行うことができますが、足場が確保できる場所に限られます。
クレーン等重機: クレーンなどの重機を使用して、樹木を吊り上げながら伐採する方法です。大型の樹木や重量のある倒木などの処理に適していますが、広い作業スペースが必要です。
ヘリコプター: 山岳地帯や広範囲に散らばった倒木など、陸上からのアクセスが困難な場所で、ヘリコプターで樹木を吊り上げて搬出する方法です。非常に効率的ですが、コストが高く、天候に左右されやすいというデメリットがあります。
特殊な伐採機械: 林業専用の高性能な伐採機械を使用する方法です。傾斜地や悪地でも効率的に作業を行うことができますが、導入コストが高く、熟練したオペレーターが必要です。
これらの方法は単独で用いられるだけでなく、複数の方法を組み合わせることもあります。例えば、ロープクライミングで上部を伐採し、残りの幹を高所作業車で処理するといった連携作業が行われることもあります。
4. 特殊伐採の特徴 - 通常伐採との明確な差異
特殊伐採は、通常の伐採と比較して以下のような特徴があります。
高度な技術と経験: 作業員には、ロープワーク、チェーンソー操作、樹木の構造に関する深い知識、そして危険を予測し回避する能力が求められます。
専門的な道具と装備: ロープ、ハーネス、カラビナ、特殊なチェーンソー、高所作業車、クレーンなど、専門的な道具と安全装備が必要となります。
綿密な事前調査と計画: 伐採する樹木の状態、周囲の環境、作業スペース、搬出経路などを詳細に調査し、安全かつ効率的な作業計画を立てる必要があります。
チームワークの重要性: 複数の作業員が連携し、声を掛け合いながら作業を進めることが不可欠です。地上での安全確保や資材の運搬なども重要な役割となります。
安全管理の徹底: 落下物、転倒、機械の誤操作など、様々な危険が伴うため、リスクアセスメントに基づいた徹底的な安全管理が求められます。
環境への配慮: 周囲の植物や動物への影響を最小限に抑えるための配慮が必要です。伐採時期や方法の選定、伐採後の処理なども環境保全の観点から検討されます。
高いコスト: 通常の伐採に比べて、高度な技術、専門的な道具、多くの人員が必要となるため、コストが高くなる傾向があります。
5. 特殊伐採における注意点 - 安全第一の作業のために
特殊伐採は危険を伴う作業であるため、以下の点に十分注意する必要があります。
資格と経験: 作業には、適切な資格(林業作業士、特殊伐採技能者など)を持つ経験豊富な作業員を配置することが不可欠です。
安全装備の着用: ヘルメット、安全帯、安全靴、保護メガネ、防振手袋など、適切な安全装備を必ず着用します。
作業前の点検: 使用する道具や機械、ロープ、ハーネスなどの安全性を事前に十分に点検します。
危険予知活動: 作業前に現場の状況や作業手順を確認し、潜在的な危険を洗い出して対策を講じます。
適切な作業手順の遵守: 作業計画に基づき、定められた安全な作業手順を遵守します。無理な作業は絶対に避けます。
悪天候時の作業中止: 強風、大雨、積雪など、悪天候時には作業を中止し、安全が確保できるまで待機します。
第三者の安全確保: 作業範囲内に第三者が立ち入らないように、適切な措置(立入禁止措置、監視員の配置など)を講じます。
緊急時の連絡体制: 万が一の事故に備え、緊急連絡先や連絡体制を事前に確認しておきます。
コミュニケーションの徹底: 作業員同士で常に声を掛け合い、連携を取りながら作業を進めます。
休憩の励行: 疲労は判断力の低下や事故の原因となるため、適切な休憩を取りながら作業を行います。
環境への配慮: 周囲の環境に配慮し、必要な範囲内での伐採に留め、伐採後の残材処理も適切に行います。
6. まとめ - プロフェッショナルの技術と安全意識が不可欠
特殊伐採は、単に樹木を切り倒すだけでなく、高度な技術、専門知識、そして何よりも安全に対する意識が求められる専門性の高い作業です。都市部における安全確保、自然環境の保全、そして林業の効率化といった現代社会のニーズに応えるために、特殊伐採の技術はますます重要性を増しています。安全かつ確実な特殊伐採の実施には、経験豊富なプロフェッショナルによる適切な判断と、徹底した安全管理が不可欠であることを改めて認識する必要があります。
※因みに、当社では専用のクレーン車なども所有しておりますので、上記にある様な特殊な伐採のケースでも、柔軟に対応が可能です。
少しでも、不安な点がある方や何かお困り事がある方は、お気軽に当社までお問い合わせくださいませ。
特殊伐採について
一般社団法人もりびと 引用
伐採屋解決本舗 引用
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